はじめまして。赤ちゃんの頃から17歳まで見届けたダックス・アンリのこと
はじめまして。
「ずっと、ダックスと。」を運営している、飼い主さっさんです。
このブログでは、ダックスとの暮らしの中で実際に経験したこと、失敗したこと、あとになって気づいたことなどを、ゆるっと発信していきます。
犬について詳しく語れる専門家ではありません。
ただ、ダックスと長く関わってきた一人の飼い主として、実際に暮らしたからこそ分かったことは、たくさんあります。
このブログを始めるにあたって、まず最初に、私とダックスとのこれまでのことを少し書いてみようと思います。
私にとって最初のダックスは、おばあちゃんの家にいた子でした
私が初めて「ダックスフンド」という犬を意識したのは、子どものころです。
おばあちゃんの家に、スタンダードダックスのチョコレート色のスムース(名前:セラくん)がいました。
そのあとには、ミニチュアダックスのチョコレート色のスムース(名前:2代目セラくん)もいました。
今になって思えば、私がダックスを好きになった原点は、ここだったのかもしれません。
この頃の話は、いずれ別の記事でゆっくり書きたいと思っています。
赤ちゃんの頃から知っていたアンリ

そして、私にとって特別な存在になったのが、アンリです。
アンリは2005年生まれの男の子。
毛色はチョコタンでした。
アンリを初めて出会ったのは、まだ赤ちゃんの頃です。
当時付き合っていた今の妻の実家で、パピーのアンリを迎えました。
初めてアンリに会わせてもらったとき、本当に私の片手の手のひらにすっぽり収まってしまいそうなくらい小さくて、私はどう抱いてあげればいいのか分かりませんでした。
少しでも力を入れると壊れてしまいそうで、かわいいという気持ち以上に、触れることさえ怖いくらい小さかったのを覚えています。

なので、私自身が最初から一緒に暮らしていたわけではありませんが、アンリが小さい頃からずっと知っていました。
その後、妻と結婚し、妻は実家を出てアンリと離れ、私と一緒に暮らすようになりました。
それでも、アンリとの距離が遠くなったわけではありません。
妻の実家へは毎週のように二人で顔を出していて、そのたびにアンリに会うのが楽しみになるようになっていました。
妻の実家へ行けば可愛くはしゃいでくれるアンリがいる。
私たち夫婦にとって、少し離れた所に住んでいる孫のような存在でした。
まさかその後、自分の家で一緒に暮らすことになるとは、その頃は思ってもいませんでした。
9歳のとき、突然始まった一緒の暮らし
忘れもしない、アンリが9歳になった2014年12月。
突然、その日はやってきました。
アンリを飼っていた義父が急に倒れ、世話をすることができなくなったのです。
その日から、アンリは我が家で暮らすことになりました。
「いつか犬を飼おう」
「そろそろ迎えようか」
そんなふうに準備していたわけではありません。
ある日突然、
今日からアンリと一緒に暮らす。
そんな生活が始まりました。
赤ちゃんの頃から知っていた犬ではありましたが、たまに会うのと、毎日一緒に暮らすのとではまったく違います。
ごはんのこと。
散歩のこと。
病院のこと。
留守番のこと。
そして年齢を重ねるにつれて増えていく、体の心配。
そこから、私たち家族とアンリとの約8年間の暮らしが始まりました。
とにかく怖がりだったアンリ
アンリは、とても怖がりな性格でした。
病院も大の苦手。
まだ小さい頃、ワクチンの注射のため病院へ連れて行ったときには、怖すぎておもらしをしてしまったこともありました。(まだ、奥さんと付き合ってた頃ですが、私も一緒に連れて行ったのでよく覚えています。)
この時の事は、今でも ”アンリらしい„ 出来事として思い出します。
人は好き。
でも、知らない場所や大きな音、慣れない環境にはすごく敏感。
お店の中で流れるアナウンスに驚いて震えることもありました。
他の犬と積極的に遊ぶタイプでもなく、どちらかというと距離を取る方。
でも家では、とてもかわいい存在でした。
一緒に暮らしていると、そういう性格も含めて、少しずつ「この子はこういう子なんだ」と分かってきます。
そして、それがどんどん愛おしくなっていくんですよね。
9歳から17歳まで、一緒に過ごした約8年間

アンリと実際に一緒に暮らしたのは、9歳から17歳までの約8年間です。
赤ちゃんの頃から知っていたので、アンリの17年間の変化を見てきました。
若かった頃。
少しずつ年齢を重ねていく姿。
そしてシニアになってからの暮らし。
一緒に生活するようになってからは、特に年齢による変化を身近に感じるようになりました。
足腰のことを気にするようになったのも、その頃からです。
あるとき、アンリが片方の足をほんの少し引きずっているように見えたことがありました。
「なんかいつもと違う。」
毎日一緒にいるからこそ分かる、小さな違和感でした。
そこから、床の滑りやすさやソファからの上り下り、段差など、それまで深く考えていなかった家の中の環境も気にするようになりました。
犬と暮らしていると、最初から全部分かるわけではありません。
何かが起きて、
「ああ、ここも気をつけた方がよかったんだ」
と後から気づくこともたくさんあります。
アンリとの暮らしは、そんな気づきの連続でした。

アンリを見送ってから
アンリは17歳まで生きてくれました。
赤ちゃんの頃から知っていたアンリ。
そして9歳からは、毎日同じ家で暮らしたアンリ。
アンリが亡くなった当時は、すでに身内以上の存在になっていました。
家の中にいるのが当たり前で、名前を呼べばそこにいて、ふとした瞬間に気配を感じる。
そんな存在が突然いなくなった現実は、想像していた以上に大きなものでした。
とてつもない悲しみが押し寄せ、涙が止まらず、夫婦二人とも、しばらくは何をしていてもアンリのことを思い出していました。
そこにアンリがいない。そのことが、どうしようもなく寂しかったです。
だから、アンリを見送ったあと、すぐに次の犬を迎えようという気持ちにはなれませんでした。
また犬と暮らしたいという気持ちがまったくなかったわけではありません。
でも、それ以上に、アンリの存在が大きすぎました。 「次の子を迎える」ということが、どこかアンリを忘れてしまうような気がして、簡単には考えられなかったのです。
しばらくはアンリのことを思いながら過ごしました。
少なくとも自分たちの中では、ちゃんとアンリとの時間に区切りをつけたかった。
当時は、そんな気持ちだったと思います。